浦河町の牧場に硫酸ピッチ投棄した8名を札幌地検が起訴

 【北海道新聞】 不正軽油を密造する際に発生する有害物質の硫酸ピッチが、北海道浦河町の牧場に不法に投棄された事件で、札幌地検は5月24日、廃棄物処理法違反の罪で、札幌市東区の会社員伊藤一美容疑者や北海道内の暴力団員ら8容疑者を札幌地裁に起訴した。

 起訴されたのは、主犯格の伊藤被告のほか、暴力団員の高橋信行被告、コンピュータープログラマー斉藤政浩被告、浦河町上向別の牧場経営者山口秀則被告ら計8名。8人は、共謀し、2003年9月13日から15日にかけ、山口被告が経営する浦河町内の牧場(目名太山口牧場)に硫酸ピッチなどの入ったドラム缶を埋め、不正に投棄したという。