福山市営競馬補助金不正受給事件、生産牧場主も詐欺容疑で書類送検

　福山市営競馬の調教師らによる市の補助金不正受給事件で、詐欺の疑いで再逮捕された厩務（きゅうむ）員と調教師と共謀したとして、…北海道内の競走馬生産牧場主男性（５３）を、同容疑で書類送検したことが一日、分かった。

　具体的な嫌疑内容は、下記の通りのようです。

　二〇〇四年九月八日に道内であったアラブ系一歳馬市場で、事前にＹ容疑者が牧場主と売買契約を済ませた子馬を、牧場主の所有と偽って上場。

　ちなみに、主犯と目されているＢ調教師とＹ厩務員の初公判は、広島地裁福山支部で6月16日に開かれています。罪状認否で両被告とも起訴事実を認めたということですから、早期結審が見込まれています*1。きっと馬法学における貴重な裁判例 *2 *3 *4となってくれることでしょう。　（文責：ぴ）

*2:最近では、業務上横領罪について札幌地判平成17年6月1日判例集未搭載[シンジケート・ブライアンズタイム会事件]