ばんえい競馬主催の北海道市営競馬組合が4月1日付で機構改革を実施

 【BNN】 ばんえい競馬を主催する北海道市営競馬組合は、2004年4月1日付で組合を構成する4市(旭川、帯広、北見、岩見沢)から職員の出向を受け入れるほか、業務・競争・管理保安を統括する開催業務室長、総務課・投票課を統括する事務局次長、財務課・企画課を統括する経営管理室長、新場外・ファン拡大事業担当の事務局次長、議会書記局担当の事務局次長を、それぞれ現機構の総合企画室、総務課、投票課、競争課、業務課に替わって配置する機構改革を実施する。

 4市役所から派遣される職員は、既存部局とは独立したプロジェクトチームに配属される。プロジェクトチームは、組合経営管理室と対等の立場から経営改善5ヵ年計画策定に関与する予定であり、4市が組合経営に直接乗り出す方針が明確になる。

 ばんえい競馬は、2002年度の段階で約17億円の累積赤字を抱えている。今回の人事・機構改革には、組合を構成する4市・市長による政治主導で早期の収支改善を図るねらいがあり、競馬法改正後の大胆な地方競馬再編に対応する用意もあるとのこと。