盛岡市、県競馬組合経営改善対策事務局を設置 幹部3人を競馬対策監兼務に

 岩手県競馬組合の構成団体である盛岡市は、10月26日、多額の累積赤字を抱える岩手県競馬組合の経営改善について、盛岡市役所内の意見をまとめる「県競馬組合経営改善対策事務局」を設置した。また、3人の幹部職員に競馬対策監を兼務させ、この問題についての部内の意見をまとめさせるよう命じた。11月に岩手県競馬組合がつくる、経営改善計画のアクションプランに盛岡市の意見を反映させるための叩き台作りが狙いと見られている。

 競馬対策監の兼務が命じられたのは、市長公室長、企画部長、財政部長の3名。また、県競馬組合経営改善対策事務局は、産業部次長が事務局長を務め、上記の3部の課長級職員らが組み入れられたようだ。これまで、競馬組合は産業部が担当していたが、部の枠を超えての意見交換を可能とし、コスト削減だけではなく売上増進のための多様の意見を取り入れることが狙いにあるようだ。【朝日新聞岩手版】