[船橋]第50回平和賞(南関東G3)|優勝:シーチャリオット|父:シーキングザゴールド|生産:米国・Darley

 今年で50回目を迎える船橋の伝統の2歳重賞、平和賞は、単勝1.9倍と断然の一番人気に推されたシーチャリオット(牡2歳)[内田博之騎手、川島正行厩舎(船橋)]が、道中中団追走から、直線鋭い末脚を発揮して楽々と抜け出し、後続に4馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1:40:4。2着に6番人気のワタリファイター、3着に8番人気の伏兵パークリーアケコが入り、三連単は28,980円の波乱となった。

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 前走、岩手からの転入緒戦を勝ってここに臨んだ新種牡馬スキャターザゴールド産駒のワタリファイターが、後方追走から直線で追い込んで2着を確保。さらにクビ差の3着に8番人気の伏兵パークリーアケコ。北海道から遠征してきたサンライズカップ2着の父ヤマニンゼファー産駒ルパンは、好位追走から流れ込んで4着。鎌倉記念4着のツインイーグルは、後方追走から直線差を詰めて5着。

 以下、的場文男騎手騎乗で2番人気に推されたガイアヘッドは、積極策も勝負所で一杯となり7着。前走デビュー戦を勝ってここに挑戦してきた北海道のティーエスキングは、好位追走も直線一杯となって10着に終わった。

 勝ったシーチャリオットは、父が1998年のスプリンターズS(GI)でタイキシャトルを破ったマイネルラヴや、1998年のモーリスドギース賞(仏GI)を勝ったシーキングザパール、2000年のドバイワールドカップ(首GI)を勝ったDubai Millenniumなど、内外で活躍馬を多数輩出している名種牡馬Seeking the Goldで、母が1999年のフィーユドレール賞(仏GIII)勝ち馬Neptune's Bride(母父Bering)という良血馬。Darleyグループの自家生産馬で、名義上の馬主は昨年から所属馬を南関東に送り込んでいるダーレー・ジャパン・レーシング(有)。前走9月の船橋での新馬戦を7馬身差の大差で圧勝し、ここに臨んでいた。