2月15日のラスヴィルヘネスS(米GI)は、エーピーアドベンチャーが優勝

 【The Blood-Horse】 現地時間2月15日にSanta Anita競馬場で行われた3歳牝馬によるGI戦ラスヴィルヘネスS(米GI)は、ここまで2戦2勝で単勝2.1倍の1番人気に支持された父A.P.Indy産駒のA.P. Adventureが、スタート一息で後方からの競馬を強いられたものの、直線で力強い末脚を発揮。2着のHollywood Storyに1/2馬身差をつけて優勝した。勝ち馬から3馬身差の3着に逃げたFriendly Michelle。ダート1マイルの勝ちタイムは1分36秒4。勝利騎手はAlex Solis騎手。管理するのはWally Dollase調教師。

 Solis騎手はレース後、「彼女は走る馬だね!間違いないよ。まだ遊び遊び走っている感じで、これからレースを覚えていけば変わってくるはずだよ。彼女はちょうど今成長期にある。どんな感じかというと、ギアの2速で走っている感じだね。」と語った。

 A.P. Adventureは、ダッシュ一息で後方からの競馬。向正面から徐々に進出。4番手で直線を向くと、直線は馬群を突き抜けて快勝した。

 Dollase調教師は、「彼女は心臓に悪いレースをするね。ジョッキーは、彼女はレースが分かっていないと話していたよ。まあ、これから学習していくだろうね。彼女は高い素質を持っている。今日負かしたHollywood Storyだってかなりの素質馬だからね。それを負かしたのだから大したものだと思うよ。」と語った。

 Dollase調教師はまた、今後は次走は3月13日のサンタアニタオークス(米GI)を目標にすると語った。そこでは、今回咳のためこのレースを回避した、昨年のエクリプス賞最優秀2歳牝馬のHalfbridledと顔を合わせることになる見通し。

 2着に敗れたハリウッドスターレットS(米GI)勝ち馬のHollywood Storyに騎乗したVictor Espinoza騎手は、「次はもっと良くなるよ。今日はSolis騎手が運が良かったんだよ。直線で上手く前が空いて、そこを抜けてきたんだからね。もちろん、馬も強かったと思うけど。自分の馬もよく走ったけど、次は更に良くなるはずさ。」と語った。