[佐賀]第47回九州ダービー栄城賞(KG1)|優勝:ダンシングスキー|父:デュラブ|生産:浦河町・小池博幸牧場

 5月22日に佐賀で行われた九州競馬の3歳チャンピオン決定戦、九州ダービー栄城賞は、単勝2番人気のダンシングスキー(牡3歳)[真島正徳騎手、真島元徳厩舎(佐賀)]が、スタートからハナを切り、そのまま押し切って優勝した。勝ちタイムは2:14:4。

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 昨年の九州ジュニアチャンピオンを制した父パークリージェント産駒カンモンカイキョウが、後方追走から勝負所で一気に捲って1馬身差の2着。ここへ来て2連勝中の上がり馬で、父カコイーシーズ産駒のギオンスピードが、先行策からの粘りこみで3着に入った。

 以下、ル・プランタン賞を制した九州3歳牝馬チャンピオンの父ロドリゴデトリアーノ産駒ナムラローレライは、中団からしぶとく伸びて4着。飛燕賞3着の父マイニング産駒ガンバルマイニングが、後方追走から直線追い込んで5着。単勝一番人気に推された父エイシンサンディ産駒タマノダイキは、好位追走も勝負所で一杯となり、7着に沈んだ。

 勝ったダンシングスキーは、父が現役時代ジムクラックS(英GII)を制し、ミドルパークS(英GI)を2着。種牡馬としては1997年のフェブラリーS(GI)勝ち馬シンコウウインディや2001年の南関東3歳牡馬クラシック四冠を制したトーシンブリザードらを輩出した名種牡馬デュラブで、母がユーワラフィーネ(母父マルゼンスキー)という血統構成。1985年の中山大障害を制したオンワードボルガらを輩出している北海道・浦河町野深の小池博幸氏の生産で、馬主は廣松一義氏。昨年8月に佐賀競馬場でデビューし、デビュー戦を4馬身差で圧勝。その後一息入り、復帰戦となったJRAの500万特別では大敗したものの、その後は地元できっちり巻き返し、3月の飛燕賞で重賞初制覇。しかし、前走の九州皐月賞荒尾ダービーでは一番人気を裏切る4着に敗れていた。