[荒尾]大阿蘇大賞典(D重賞)|優勝:スターキングブル|父:ホーリーブル|生産:米国・Barbara Hunter

 3月8日に行われた荒尾競馬の重賞、大阿蘇大賞典は、単勝2番人気のスターキングブル(セ8歳)[古泉悟騎手、幣旗吉昭厩舎(荒尾)]が、中団追走から勝負所で進出し、4角先頭から押し切って優勝した。勝ちタイムは2:13:7。

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 昨年のこのレース3着の父ムービースター産駒タカキスターが、岩永千明騎手を背に軽量47kgを生かして先行策から流れ込み2着。5番人気の父サンシャック産駒キョウワシンズイは、後方追走からよく追い上げたものの、ハナ差及ばず3着まで。

 以下、昨秋にJRAから移籍してきた2003年のひまわり賞勝ち馬の父ヒシアリダー産駒マルシゲアリダーが、中団からジワッと伸びて5着。単勝1.7倍と断然の一番人気に推された2003年の九州王冠3着馬キンシストーンは、後方追走から勝負所で捲って出たものの、直線失速して7着。34戦連続連対で話題を集めた昨年の九州王冠2着馬キサスキサスキサスは、ハナを切ったものの厳しい先行争いに巻き込まれ、直線失速して8着に終わった。

 勝ったスターキングブルは、父Holy Bull、母Kalwada(母父Roberto)という血統の米国産馬で、馬主は占部恵太氏。2000年の11月にJRAの森安弘昭厩舎から旧4歳の秋という遅いデビューを果たし、その後500万下で出走したものの結局4着2回が最高の13戦未勝利で、5歳の夏に今はなき上山競馬に移籍。上山では移籍緒戦で初勝利を挙げるなど、20戦7勝の成績を挙げたものの、上山競馬の廃止に伴って8歳時から荒尾競馬の幣旗吉昭厩舎に移籍。荒尾競馬ではここまで15戦して10勝2着3回と好成績を残していた。