金沢のトップジョッキー、蔵重浩一郎騎手が現役を引退

 公営金沢競馬のトップジョッキー、蔵重浩一郎騎手(32歳)が、現役を引退していたことが判明した。

 中日新聞石川版によると、蔵重騎手は、10月25日のレースで「馬の追い方が足りない」として3日間の騎乗停止処分を受け、これを不服として翌日に予定していた騎乗をキャンセル。停止期間明けも騎乗せず、地方競馬の騎手免許を交付するNAR地方競馬全国協会に免許取り消し申請を提出。11月15日付で受理されたという。

 蔵重騎手は、以前から金沢競馬を運営する石川県競馬事業局の方針に不満をもっていたとされており、今回の騎乗停止処分をきっかけに、こうした残念な結果につながったようだ。

 蔵重騎手は、1989年の4月に初騎乗。2002年には、大井競馬場で開催された、日米のトップジョッキーがポイント制で争う「日米友好ジョッキーシリーズ」で4位に健闘。昨年はトゥインチアズでスプリングC、JTB賞、百万石賞などの重賞を制し、通算119勝を挙げて4年連続6度目の金沢リーディングジョッキーに輝いていた。今年は、1月4日に通算1500勝を達成するなど、11月16日時点で60勝を挙げていた。通算成績は8157戦1555勝。 【Keiba.co.jp地方競馬総合サイト】