[佐賀]第1回ロータスクラウン賞(KG1)|優勝:エイエムボーイ|父:ハンセル|生産:浦河町・大成牧場

 今年から名称が変更され新たなスタートを切った旧九州菊花賞ロータスクラウン賞は、単勝2番人気のエイエムボーイ(牡3歳)[前野幸一騎手、西久保政等厩舎(佐賀)]が、先行策から4角で先頭に並びかけ、直線抜け出して優勝した。勝ちタイムは2:03:3。

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 2着には好位追走から直線もしぶとく伸びたブービー人気の父マジックマイルズ産駒フカガワクンが入り、九州ダービー栄城賞2着の父フラッシュオブスティール産駒クラトリジッコウが、後方待機から追い上げて3着。

 以下、昨年の九州ジュニアチャンピオン2着のザファンキーダンスが、スタートからハナに立ち、直線も粘って4着。条件戦を2連勝してここに臨んだル・プランタン賞4着のレディマニフェストは、3番人気に推されたものの、後方追走から伸びきれずに7着。JRA500万下からの移籍2戦目となる父テイエムジャンボ産駒のテンザンジャストは、中団追走も直線伸びず8着。単勝一番人気に推された父タヤスツヨシ産駒のカシノワカサマは、中団追走も早々に一杯となりブービーの9着に沈んだ。

 勝ったエイエムボーイは、父がハンセル、母がオゴジョタイセイ(母父プリンスオブバーズ)という血統構成。祖母は1983年のオークス(GI)でダイナカールからハナ、アタマ、ハナ差の4着に入ったジョーキジルクムで、近親に1995年の東京ダービージョージタイセイがいる。昨年の6月に北海道の村上正和厩舎からデビューするも、2歳時は5戦して未勝利。明けて3歳となった今期は、荒尾の平山良一厩舎に移籍し、転入緒戦で待望の初勝利。条件戦を連勝して臨んだ荒尾ダービーでも2着と好走。その後、7月の佐賀の西久保厩舎に移籍し、条件戦を1着、2着としてここに臨んでいた。