[佐賀]第4回サマーチャンピオン(統一GIII-KG1)|優勝:ニホンピロサート|父:スターオブコジーン|生産:浦河町・橋爪松夫牧場

 単勝1.4倍と圧倒的な1番人気に推されたニホンピロサート(牡6歳)[小牧太騎手、目野哲也厩舎(栗東)]が、道中中団追走から4角で一気に先頭に立ち、直線もそのまま独走して5馬身差で圧勝した。勝ちタイムは1:26:9。

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 2番人気のインタータイヨウは、好位追走から勝負所で進出したが、直線は勝ち馬に引き離され、2着に入るのが精一杯。地元期待の昨年のこのレース2着馬カシノオウサマは、後方追走から勝負所で一気に進出し、直線そのまま粘りこんで3着。

 以下、JRA→大井→上山→岩手と転戦し、ここが佐賀への転入2戦目となるみちのく大賞典3着馬エイシンコーバリスが後方から追い上げて4着。武豊騎手騎乗で3番人気に推されたニューベリーは、好位追走も勝負所で置かれて5着。笠松から遠征してきた名港盃勝ち馬パープルモンクは、中団から流れ込んだだけの7着。吉野ヶ里記念3着のリンデンリバティーは、後方ままの9着。昨年のこのレースの勝ち馬ロングカイソウは、ハナを切ったものの展開が厳しく、勝負所で捕まって10着に沈んだ。

 勝ったニホンピロサートは、父がスターオブコジーン、母がニホンピロポリーナ(母父ニホンピロウイナー)で、近親に1994年のCBC賞(GII)などを勝ったニホンピロプリンス、1999年の南部杯(統一GI)を勝ったニホンピロジュピタなどがいる、「ニホンピロ」の冠号でお馴染みの小林百太郎氏所縁の血統。北海道・浦河町の橋爪松夫氏の生産で、馬主は小林百太郎氏。3歳2月の阪神開催でデビューし、折り返しの新馬で初勝利。3歳時は条件戦を着実に勝ち上がり、暮れに準OPの元町Sを勝ってオープン入り。5歳となった昨年にガーネットS(GIII)を勝って重賞初制覇。6歳となった今季は、レースを使われつつ良化し、前走のプロキオンS(GIII)で2つ目の重賞勝ちを手にしていた。