公営佐賀競馬、2003年度は3億3000万円の赤字の見通し

 【佐賀新聞】 佐賀競馬を運営する佐賀県競馬組合の定例議会が2月20日佐賀県庁で行われ、2003年度の収支は馬券売り上げの落ち込みにより約3億3000万円の赤字になる見通しが報告された。

 馬券売り上げは前年度比11.3%減の154億円の見込みで、手数料などを加えた収入総額は165億4000万円。一方、支出総額は168億7000万円で、単年度収支は3億3000万円の赤字となる見通しとなった。

 2003年度の赤字分は、前年度の黒字で予備費としていた剰余金2億円と黒字経営時の積立金8000万円の取り崩しなどで補う。積立金はピーク時に34億円を超えていたが、この取り崩しの結果、2003年度末の残高は9億2000万円に減少することになる。