名種牡馬デインヒルの母ラジアナが死亡していたことが判明

 【netkeiba.com】 全世界で次々と活躍馬を送り出し、シャトルスタリオンの代表的存在となった名種牡馬で、昨年5月17日に17歳で死亡したデインヒルの母Razyanaが、繋養先の米・ケンタッキー州のジャドモントファームで死亡していたことが明らかになった。享年23歳。

 死因は仔馬を出産した際の合併症によるものと報告されている。Distant Viewを父に持つ牡の仔馬は無事だったとのこと。ラジアナは今年、繁殖を引退する予定だった。

 歴史的名種牡馬Northern Dancerの姪という血統のラジアナは、現役時代に勝ち星は未勝利に終わったものの、初仔のデインヒルは、スプリントC(英GI)とコークアンドオラリーS(英GIII)に勝ち、1989年の欧州最優秀3歳スプリンターに選出。デインヒル種牡馬入り後も、世界的名種牡馬として産駒の多くが活躍している。

 なお、デインヒルのほか、競走年齢に達した9頭の産駒のうち、3頭の重賞勝馬を含む8頭がすでにレースを勝ち上がっている。デインヒルの全弟にあたるEagle Eyedは、現役時代にアーリントンクラシック(米GII)に勝ち、現役引退後は種牡馬入りしている。