「最後のアラブのメッカ」公営福山競馬がサラブレッド導入を正式決定―頭数揃い次第、年内にも出走開始へ
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200510270002.html
福山市競馬事務局によると、アラブがレースの継続に必要な五百頭を確保できない見通しとなったため、〇六年度までにサラブレッド百五十頭が必要となる。十一月から導入を開始し頭数がそろい次第、年内にも出走させる。導入状況によってはサラブレッド、アラブの混合レースとする。
馬への負担を軽減するため、走路の改修にも着手する。〇六年二月中旬から四月初旬にかけ、外傾斜となっている第三コーナーから第四コーナーに内傾斜をつけるなどの工事を行う予定だ。
アングロアラブ種の生産頭数が激減してしまった結果、アラブ系単独での競馬開催を維持することは事実上不可能になってしまいました。
これまで福山市営競馬がサラブレッド導入に消極的だったのは、何もアラブ系単独開催に興行面のメリットを見出していたというわけではなく、第3コーナーから第4コーナーにかけてのカーブが直角に近いほど急という*1小回りなコース設定(1周1000m)のせいで、サラブレッドによるスピード競馬に対応することができないという安全面の理由からでした。
結局、走る馬がいなくなってしまっては元も子もありませんから、背に腹は代えられないということで、福山競馬場もついにコース改修工事に着手することになりました。幸いにも、福山市営競馬は2005年度上半期だけで約1億8000万円の黒字を確保できているため、サラブレッド導入に伴う賞金増額やコース改修費についても何とか捻出できる模様です。
“Take Me Out to the Fukuyama Race Track ! ”
ところで、公営福山競馬といえば、最近になってファン待望の福山競馬応援ソング「One day/じゃあ また明日」をインディーズ系からCD発売したことを、皆さんはご存知でしょうか。
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/keiba/ouensong.html
いろんな意味で、明日も頑張ろうと勇気が沸く曲です。
歌は、mYm というこの曲のために結成された20歳の女の子3人組ユニット。
何といってもすごいのは、「私を福山競馬へ連れてって」というサビのフレーズです。一度聴いてしまうと、忘れることはできません。
ちなみに、開催期間中の福山競馬場では、入場ゲート付近でこの「私を福山競馬へ連れてって」という応援ソングをスピーカーからエンドレスで流して、お客さんを呼び込んでいます。素敵。
ヽ(´ー`)ノ
「MilkyHorse.comの馬法学研究会」では、「日本競馬のセーフコフィールド」こと福山競馬場をこれからも応援しています。(文責:ぴ)