Yahoo! JAPAN含むソフトバンク・グループによる地方競馬ネット馬券一斉発売開始は、D-net「買収」によるもの

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200510260009a.nwc
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?i=2005102510492ba

 具体的には、NRSが運営する電話やネットによる在宅投票システム「D-net」事業を新設分割方式で分社化。同社をソフトバンク・プレーヤーズが買い取る。買収価格は明らかにしていない。

 昨日未明に言及した本件(id:milkyhorse:20051025:p1)の続報です。主催関係の都合上、共同運営という形式となりますが、ソフトバンク・グループがD-net事業を丸ごと買収する内容だということが明らかにされました。D-netの電話投票・インターネット投票システムは、Yahoo! JAPAN向けにバージョンアップされた上で、年内にもリニューアル・オープンする見通しです。

 「フジサンケイ ビジネスアイ」には

 「地方競馬の場合、現地に行かないと競馬新聞が手に入りにくいなど情報が乏しく、ポータルサイトだけを頼りに馬券を買う気は起きない。ソフトバンクの参入で瞬間的に売り上げが伸びるかもしれないが、リピーターになる人は多くないのではないか」

という冷ややかなコメントが掲載されていますが、このコメントを出した「競馬に詳しいジャーナリスト」が誰なのか、実に興味深いです。
 (*´Д`*)
 それはさておき、所詮、D-netの会員数は約4万人しかいないのが現状なのですから*1、「今年の12月から、Yahoo! JAPAN地方競馬のネット馬券事業に新規参入することになったよ」という程度に開き直っても構わないのではないでしょうか。
 まさに逆境ですが、ものの見方を変えれば、地方競馬の電話投票市場には新規開拓の余地がいくらでもあるということです(フロンティア・ラインすらなかったとは)。とにかく、「MilkyHorse.comの馬法学研究会」は次世代型D-netを応援しています。 (文責:ぴ)
 ところで、ライブドアのネット馬券事業はどうなってしまったのでしょう。*2