[旭川]第5回サンライズカップ〔H3〕|優勝:カネマサドゥイット|父:アジュディケーティング|生産:新冠町・ベルモントファーム

 9月28日に旭川で行われた2歳重賞、サンライズカップは、単勝2番人気のカネマサドゥイット(牡2歳)[宮崎光行騎手、松本隆宏厩舎(北海道)]が、スタートからハナを切り、そのまま逃げ切って優勝した。勝ちタイムは1:46:1。

 【Keiba.co.jp地方競馬総合サイト】 [クロフネ賞・2歳限定:旭川・ダート1600m:馬齢・晴・良]

 2走前にジャングルポケット賞で2着も、前走JRAコスモス賞11着で人気を落としていた父タバスコキャット産駒の伏兵ピースメーカーが、中団から追い上げて2 1/2馬身差の2着。父が人気種牡馬フレンチデピュティ、母が1993年のローズS(GII)勝ち馬スターバレリーナという社台ファーム産の良血馬フレンチウォリアーは、一番人気に推されたものの先行策から直線伸びを欠いて3着。アグネスワールド賞3着の父タイキシャーロック産駒ストロングヒーローは、好位追走からしぶとく粘って4着。マイネルラヴ賞2着の父サニーブライアン産駒ラッキートゥモロウは、後方追走から徐々に追い上げて5着。

 以下、メイショウドトウ賞3着の父バトルイニシャチブ産駒フジノダイヒットは、中団追走から伸びきれずに7着。スペシャルウイーク賞3着の父フィガロ産駒フェルロッサーは、後方追走から差を詰めただけの8着。スペシャルウイーク賞を制した父ダイナマイトダディ産駒ピクシーストーンは、先行策も直線失速して10着。イノセントカップ2着の父アルカング産駒モエレヤマトは、例によって後方待機からの直線勝負も、今回は末脚不発で11着。静内農業高校の生産馬として話題の父ラムタラ産駒サクラホウジュは、後方侭の14着に終わった。

 勝ったカネマサドゥイットは、父が昨年の東京大賞典(統一GI)勝ち馬アジュディミツオーなど、地方競馬の活躍馬を多数輩出して「公営のサンデーサイレンス」の異名をとるアジュディケーティング、母がベルモントスワン(母父オペラハウス)で、近親に2001年の九州ダービー栄城賞勝ち馬マイサクセス、2002年の金の鞍賞勝ち馬で2003年の黒潮皐月賞2着のモエロイイオンナがいる。2004年のマリーンカップ(統一GIII)勝ち馬ベルモントビーチらを輩出している、北海道・新冠町のベルモントファームの生産で、馬主は前田政雄氏。8月の旭川開催でデビュー勝ちし、続く特別も連勝。今回の勝利で、デビューから3連勝での重賞制覇となった。(文責:ま)