[中央]第59回ラジオ日本賞セントライト記念(GII)|優勝:キングストレイル|父:サンデーサイレンス|生産:早来町・ノーザンファーム

 9月18日、中山競馬場で行われた、菊花賞(GI)の前哨戦のセントライト記念(GII)は、8番人気の伏兵キングストレイル(牡3歳)[北村宏司騎手、藤沢和雄厩舎(美浦)]が、道中好位追走から直線差し切って優勝した。勝ちタイムは2:11.8。

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 直線先に抜け出しを図った1番人気のフサイチアウステルは、ゴール前で差されてクビ差の2着。さらに1/2馬身差の3着に先行した6番人気のピサノパテックが入った。2番人気に推された昨年の2歳チャンピオンマイネルレコルトは、道中後方追走も直線伸びを欠いて9着に敗れた。

 勝ったキングストレイルは、父サンデーサイレンス、母サンタフェトレイル(母父ノーザンテースト)という血統構成。北海道・早来町ノーザンファームの生産で、馬主は(有)サンデーレーシング。昨年の8月に札幌のデビュー戦を快勝後、クローバー賞(OP)2着、いちょうS(OP)3着、京王杯2歳S(GII)2着と安定した成績を残していたが、今季初戦のスプリングS(GII)に向けた調整中に左前脚のトウ骨を骨折。10ヶ月ぶりとなった復帰戦で、重賞初制覇を飾った。