[中央]第23回ローズS(GII)|優勝:エアメサイア|父:サンデーサイレンス|生産:千歳市・社台ファーム

 9月18日、阪神競馬場で行われた、秋華賞(GI)の前哨戦のローズS(GII)は、2番人気のエアメサイア(牝3歳)[武豊騎手、伊藤雄二厩舎(栗東)]が、中団追走から直線で一気に伸びて差し切り優勝した。勝ちタイムは2:00.1。

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 直線先に抜け出した福永祐一騎手騎乗の一番人気、ラインクラフトは、ゴール前で勝ち馬に捕まり1/2馬身差の2着。さらに3 1/2馬身差の3着には5番人気のライラプスが入った。

 勝ったエアメサイアは、父サンデーサイレンス、母が1998年のクイーンS(GIII)を制し、桜花賞(GI)3着、オークス(GI)2着、秋華賞(GI)3着と同年の牝馬クラシック路線で活躍したエアデジャヴー(母父ノーザンテースト)という血統構成。北海道・千歳市社台ファームの生産で、馬主は「エア」の冠号でお馴染みのラッキーフィールド。昨年の11月にデビュー勝ち。続く白梅賞(500万下)は2着に敗れるも、エルフィンS(OP)を勝って2勝目。フィリーズレビュー(GII)を3着と好走した後に臨んだ桜花賞(GI)は4着、オークス(GI)は2着と春の牝馬クラシック路線で堅実な走りを見せていた。