[旭川]第33回北海優駿〔H1〕|優勝:フリートアピール|父:アフリート|生産:早来町・ノーザンファーム

 9月15日に旭川競馬場で行われた、道営ホッカイドウ競馬の3歳最高峰の北海優駿は、単勝元返しと圧倒的な一番人気に推されたフリートアピール(牡3歳)[五十嵐冬樹騎手、廣森久雄厩舎(北海道)]が、中団追走から徐々に進出し、直線差し切って優勝した。勝ちタイムは2:20:2。

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 前走条件戦を勝ってここに臨んできた父オースミシャダイ産駒の牝馬オースミスイセンが、ブービー人気ながら果敢にハナに立ち、そのまま逃げ粘って2馬身差の2着。父メジロブライト産駒で8番人気の伏兵カネマサブライトが、後方待機から直線よく追い込んで3着に入り、三連単は21,190円の波乱となった。

 以下、宮崎光行騎手騎乗で2番人気に推された父フサイチコンコルド産駒のレディトゥフライは、先行策も勝負所で置かれて6着。春霞賞3着の父テンビー産駒テンテンは、好位追走も勝負所で一杯となり9着。王冠賞を2着した父ニホンピロウイナー産駒ダークエンペラーは、後方追走から勝負所で追い上げにかかったものの、距離が長かったか直線一杯となりブービーの10着に沈んだ。

 勝ったフリートアピールは、父が人気種牡馬のアフリート、母がコープランズナニー(母父Copelan)で、近親に1999年の朝日杯3歳S(GI)4着のエンドアピールがいるという血統構成。北海道・早来町ノーザンファームの生産で、馬主は(おそらくノーザンファーム次期代表の)吉田俊介ノーザンファーム空港牧場長。昨年の9月に旭川でデビューし、デビュー2連勝。3歳となった今期は、緒戦の特別戦を2着に敗れた後、続く特別戦を快勝。重賞初挑戦となった春霞賞はヨシノコンドルの2着に終わったが、JRA挑戦を挟んで臨んだ前走の王冠賞で、重賞初制覇を飾っていた。