[佐賀]第2回ロータスクラウン賞(KG1)|優勝:カンモンカイキョウ|父:パークリージェント|生産:三石町・松田雅俊牧場

 8月28日に佐賀競馬場で行われた、中津ダービー→九州菊花賞を引き継いで昨年新設された九州3歳三冠最終戦ロータスクラウン賞は、単勝3番人気のカンモンカイキョウ(牡3歳)[川野幸治騎手、大垣敏夫厩舎(佐賀)]が、道中中団追走から勝負所で進出し、直線の叩き合いを制して優勝した。勝ちタイムは2:00:8。

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 好位追走から早めに進出した6番人気のタマノダイキが1/2馬身差の2着。JRAからこの春荒尾に移籍し、転入後は前走の荒炎賞まで6連勝と圧倒的な強さを見せていた父ホワイトマズル産駒のテイエムマンボは、単勝1.4倍と圧倒的な一番人気に推されたものの、中団から伸びきれず4馬身差の3着どまり。荒炎賞で2着に逃げ粘った父カコイーシーズ産駒のギオンスピードは、今回もハナを切ったものの直線踏ん張り切れずに4着。

 以下、昨年の鎌倉記念2着馬で、この夏佐賀に移籍して荒炎賞では4着となった父ジョリーズヘイロー産駒のジェネスジョニーは、中団からそのまま流れ込んだだけの6着。この春に廃止となった宇都宮競馬から佐賀に移籍し、転入後は条件戦を6戦5勝と好調の父サニーブライアン産駒ペドレッティは、好位追走も直線失速して8着に終わった。

 勝ったカンモンカイキョウは、父が、2002年の川崎記念(統一GI)勝ち馬リージェントブラフなどを輩出して地方競馬のリーディング常連のベテラン種牡馬パークリージェント、母がサツキロマン(母父ネヴァーダンス)という血統構成。2001年の南国桜花賞勝ち馬サウンドマスターを輩出している北海道・三石町の松田雅俊氏の生産で、馬主は高野哲氏。昨年の8月に佐賀でデビューし、2戦目に2着に3.2秒をつける大差で初勝利。2歳時は九州ジュニアチャンピオンを制するなど、6戦4勝2着1回の好成績を収めたが、3歳となった今季は一息のレース続きに。その後、3月の飛燕賞5着から一息入れた九州ダービー栄城賞で2着と好走し復活。その後、条件戦2着を挟んでここに臨んでいた。