[中央]第22回エプソムカップ(GIII)|優勝:スズノマーチ|父:ティンバーカントリー|生産:千歳市・社台ファーム

 6月12日、東京競馬場で行われたエプソムカップ(GIII)は、4番人気のスズノマーチ(牡5歳)[北村宏司騎手、藤沢和雄厩舎(美浦)]が、先行策からそのまま前を捉えて優勝した。勝ちタイムは1:46.6。

 【JRA日本中央競馬会】 [3歳以上・国際:東京・芝1800m:別定・晴・良]

 父サニーブライアン産駒で、ここへきて2連勝中の上がり馬グランリーオは、道中2番手追走から抜け出しを図ったが、ゴール前で捕まりクビ差の2着。さらにクビ差の3着に7番人気のダイワレイダースが入った。一番人気に推されたサイレントディールは直線伸び切れず4着。

 勝ったスズノマーチは、父ティンバーカントリー、母サイレントプレアー(母父サンデーサイレンス)という血統構成。北海道・千歳市社台ファームの生産で、馬主は「スズ」の冠号でお馴染みの小柴芳夫氏。2歳の12月にデビューし、3歳時は弥生賞(GII)で2着に好走したものの、その後は皐月賞(GI)が9着、日本ダービー(GI)が17着と大敗。暮れのオリオンSを制しオープン入りし、今季は前々走のエイプリルSを勝利。前走の新潟大賞典(GIII)は2番人気に推されたものの、6着に終わっていた。