[名古屋]第35回東海ダービー|優勝:セントレアリキ|父:タイキシャトル|生産:静内町・タイヘイ牧場

 6月9日に名古屋競馬場で行われた東海公営の3歳チャンピオン決定戦、東海ダービーは、単勝2番人気のセントレアリキ(牡3歳)[川原正一騎手、角田輝也厩舎(名古屋)]が、好位追走から直線の叩き合いを制して優勝した。勝ちタイムは2:04:2。

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 一番人気に推された駿蹄賞3着馬スコッツデールは、先行策から抜け出しを図ったものの、直線の競り合いに敗れて3/4馬身差の2着。なお、管理する角田輝也調教師は、ワン・ツーフィニッシュとなった。

 以下、駿蹄賞5着ながら前走の特別戦で人気を裏切り、ここは最低人気と人気を落としていた父スピードワールド産駒のタカネローマンが、先行差からそのまま行ききって、3着に粘り込み。新春ペガサスカップ2着の父ブロッコ産駒ルンタは、後方追走から早めに追い上げて4着。駿蹄賞2着の父サクラチトセオー産駒オーナーズチェスは、後方追走からの直線勝負も末脚不発で6着止まり。駿蹄賞4着の父マルブツセカイオー産駒ペアーネオは、中団追走も直線伸びず8着。新緑賞3着の父エアジハード産駒チャコティーは、後方侭の9着に終わった。

 勝ったセントレアリキは、父が現役時代に1998年のジャックルマロワ賞(仏GI)を制するなどGIを5勝し、1999年に顕彰馬に選出された人気種牡馬タイキシャトル、母がナイトオブスターズ(母父Sadler'sWells)という血統構成で、半兄にJRA3勝のアースオブグリーン(父ドクターデヴィアス)がいる。北海道・静内町の名門、タイヘイ牧場の生産で、馬主は昨年の高松宮記念(GI)勝ち馬サニングデール等を所有する後藤繁樹氏。今年の2月にJRA鮫島一歩厩舎(栗東)からデビューし、2戦目で初勝利。その後、500万下を2戦して名古屋の角田輝也厩舎に移籍。ここが移籍緒戦だった。