[中央]第7回京都ジャンプS(JGIII)|優勝:エリモカントリー|父:ティンバーカントリー|生産:えりも町・えりも農場

 5月14日に京都競馬場で行われた障害重賞、京都ジャンプS(JGIII)は、単勝4番人気のエリモカントリー(牡5歳)[嘉堂信雄騎手、高橋隆厩舎(栗東)]が、道中好位追走から勝負所で一気に先頭に立ち、そのまま押し切って優勝した。勝ちタイムは3:30.6のレコード。鞍上の嘉堂信雄騎手は、これが障害重賞14勝目となっており、星野忍騎手(現調教師)を抜き、障害重賞歴代最多勝を達成した。

 【JRA日本中央競馬会】 [障害・4歳以上:京都・芝3170m:ハンデ・晴・良]

 一番人気に推されたローレルロイスは、先行策もエリモカントリーに先に行かれ、直線も突き放されて4馬身差の2着。昨年の阪神ジャンプS(JGIII)3着のテイエムマッチョが、中団追走から直線追い込んで3着に入った。

 勝ったエリモカントリーは、父が人気種牡馬ティンバーカントリー、母がチョウカイルビー(母父リヴリア)で、半弟にJRA1勝のファイトザパワー(父オース)がいるという血統構成。「エリモ」の冠号でお馴染みのえりも農場の自家生産馬で、名義上の馬主は山本敏晴氏。3歳1月の京都開催でデビューし、夏の小倉開催で12戦目に初勝利。その後500万下で頭打ちとなり、今年に入って障害入り。入障3戦目で勝ちあがり、続く平場オープンで差のない3着に入ってここに臨んでいた。