[佐賀]第4回ル・プランタン賞(KG2)|優勝:ナムラローレライ|父:ロドリゴデトリアーノ|生産:静内町・八田ファーム

 4月17日に佐賀競馬場で行われた3歳牝馬重賞、ル・プランタン賞は、単勝2番人気のナムラローレライ(牝3歳)[原口義史騎手、東美義厩舎(佐賀)]が、道中後方追走から徐々に進出し、直線差し切って優勝した。勝ちタイムは2:01:3。

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 今年に入ってJRA未勝利から荒尾に転厩し、前走初勝利を挙げたばかりの父サンシャック産駒テイエムニコニコが、中団追走から早めに仕掛け、4角先頭から粘りこんでの2着。昨年の九州ジュニアグランプリを制した父カコイーシーズ産駒ランアップは、一番人気に推されて後方追走からよく追い上げたものの3着まで。

 勝ったナムラローレライは、父が1992年に英、愛2000ギニーを制するなどGIを4勝してカルティエ賞最優秀3歳牡馬を受賞し、種牡馬としては1998年のオークス(GI)勝ち馬エリモエクセルなどを輩出している名種牡馬ロドリゴデトリアーノ、母がサクラコミナ、母の父が1978年の日本ダービー馬で種牡馬としても1987年の皐月賞(GI)、菊花賞(GI)を制したサクラスターオーを輩出したサクラショウリという血統構成。2002年のオーシャンS(OP)2着馬ナムラマイカや、昨年の福島ジャンプS勝ち馬トーセンメイザンらを輩出している北海道・静内町の八田ファームの生産で、馬主は瀬戸竜男氏。昨年の10月にJRA福島信晴厩舎(栗東)からデビューするも、4戦全て2桁着順と振るわず、年が明けて佐賀の東美義厩舎に転厩。佐賀に移籍後は3連勝と好調で、その後条件戦を2着、5着ときてここに臨んでいた。