［高知］第21回南国桜花賞｜優勝：エスケープハッチ｜父：ミスタージョージ｜生産：門別町・小西章牧場

　4月10日に高知競馬場で行われたアラブの重賞、南国桜花賞は、単勝元返しと圧倒的な一番人気に推されたエスケープハッチ(牡5歳)[西川敏弘騎手、田中譲二厩舎(高知)]が、道中後方追走から勝負所で進出し、直線抜け出して優勝。昨年に続く連覇を達成した。勝ちタイムは2:13:1。

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　2003年の南国優駿3着馬で、6番人気の伏兵ファルコンパンチが後方追走からジワジワ追い上げて1馬身差の2着。前走B級特別を買ったばかりの10番人気リーダーエースが、好位追走から4角先頭の積極策でしぶとく3着に粘り、三連単は53,630円の高配当となった。

　以下、昨年のこのレース3着のスカイプリティーは、道中最後方追走からよく追い上げたものの4着まで。高知市長賞5着のサファリルージュが、後方追走からジワッと追い上げて5着に入った。

　勝ったエスケープハッチは、父が2000年、2001年とNARグランプリ最優秀アラブ古馬となった名馬ワシュウジョージなどを輩出している名種牡馬ミスタージョージ、母がウインザオール(母父ハッタダイドウ)という血統構成。北海道･門別町の小西章氏の生産で、馬主は西森鶴氏。2歳の12月に高知でデビューし、2戦目で初勝利。3歳時はマンペイ記念を制し、全日本アラブグランプリでも4着と健闘。4歳となった昨年は、他地区での交流戦こそ苦戦したものの、地元高知では13戦12勝2着1回とほぼ完璧の成績を残した。5歳となった今季は、初戦の高知市長賞を皮切りに、ここまで5連勝(昨年から7連勝)してきていた。