[高知]第21回二十四万石賞|優勝:ストロングボス|父:カポウティ|生産:米国・Echo Valley Horse Farm

 4月3日に行われた高知競馬の重賞、二十四万石賞は、差のない2番人気に推されたストロングボス(牡7歳)[宮川実騎手、打越初男厩舎(高知)]が、スタートからハナを切ると勝負所で後続を引き離しにかかり、そのまま粘りきって優勝した。勝ちタイムは2:10:7。

 【Keiba.co.jp地方競馬総合サイト】 [4歳以上:高知・ダート1900m:別定・曇・良]

 昨秋に大井から高知に転入し、珊瑚冠賞を制した一番人気のナイキアフリートは、後方追走からよく追い上げたものの2 1/2馬身差の2着まで。昨秋に岩手から高知に転入し、前走の黒船賞(統一GIII)では最低人気ながら5着と健闘したハイフレンドピュアが、好位追走から流れ込んで3着。

 以下、昨秋に名古屋から高知に移籍して以来7戦して2勝2着3回と堅実な父ジェネラス産駒ハッピーサファイアが、2番手追走から流れ込んで4着。今期笠松から高知に移籍し、転入後2連勝した父マルタカトウコウ産駒マルタカサザンは、好位追走も早々に一杯となりブービーの11着に沈んだ。

 勝ったストロングボスは、父Capote、母Spring Valley(母父Affirmed)という血統の米国産馬で、馬主は古味裕章氏。3歳の8月に大井の赤嶺本浩厩舎でデビュー。デビュー先を2着に1.6秒の大差をつけて圧勝するも、その後脚部不安で約2年間休養し、その間に高知の打越初男厩舎に移籍。5歳の5月に復帰するや、連勝を重ねてデビュー以来通算13連勝を達成。暮れの特別戦でまさかの3着に敗れて連勝がストップするも、6歳となった昨年は6月までに9勝を挙げて一気にオープン入り。オープン入り後も、建依別賞で重賞初制覇を達成し、珊瑚冠賞、高知県知事賞でも2着と健闘した。7歳となった今期は、緒戦の特別戦を快勝するも、続くレースを疾病で取り消し、ここは黒船賞(12着)を叩いての一戦だった。