[中央]第39回フィリーズレビュー(GIl)|優勝:ラインクラフト|父:エンドスウィープ|生産:早来町・ノーザンファーム

 3月13日、阪神競馬場で行われた桜花賞(GI)トライアルのフィリーズレビュー(GII)は、単勝1.8倍と断然の一番人気に推されたラインクラフト(牝3歳)[福永祐一騎手、瀬戸口勉厩舎(栗東)]が、中団追走から直線大外に持ち出して差しきった。勝ちタイムは1:21.2。

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 好位追走から先に抜け出した7番人気の伏兵デアリングハートがアタマ差の2着。さらにクビ差の3着に3番人気のエアメサイアが入り、ここまでが桜花賞への優先出走権を獲得した。チューリップ賞(GIII)で断然の一番人気に推されながら鞍上のボーンヘッドで手痛い星を落とし、敢えてここに連闘してきたディアデラノビアは、2番人気に推されたものの3着からクビ差の4着に敗れ、またしても手痛い敗戦を喫することとなった。

 勝ったラインクラフトは、父エンドスウィープ、母マストビーラヴド(母父サンデーサイレンス)という血統構成。北海道・早来町ノーザンファームの生産で、馬主は大澤繁昌氏。昨年10月の京都開催でデビューし、新馬ファンタジーS(GIII)を連勝。暮れの阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)では圧倒的一番人気に支持されたが、3着に敗れていた。今回はそのレース以来の休み明けで、ここを叩いて桜花賞本番に望むこととなる。