[笠松]第3回若草賞|優勝:クインオブクイン|父:キングヘイロー|生産:新冠町・村上牧場

 3月9日に行われた東海・北陸・近畿交流の3歳牝馬重賞若草賞は、差のない2番人気に推されたクインオブクイン(牝3歳)[濱口楠彦騎手、松原義夫厩舎(笠松)]が、スタートからハナを切り、そのまま逃げ切って優勝した。勝ちタイムは1:44:6。

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 昨年のライデンリーダーを勝った父ジェネラス産駒のミラージェネスは、一番人気に推されて中団から直線よく差してきたものの、1 1/2馬身差の2着まで。3番人気のサツマオゴジョがさらに3馬身差離されての3着。

 以下、ゴールドジュニア3着も前走の園田クイーンセレクションで10着と大敗して人気を落としていた父マイネルラヴ産駒のベンテンリュウコーが、先行策から粘りこんで4着。父エムアイブラン産駒のキヌガサブランが、好位からの流れ込みで5着。昨年のゴールドウイング4着のエイトコスモは、中団から伸びきれず6着に終わった。

 勝ったクインオブクインは、父が昨年の新種牡馬で現役時代に2000年の高松宮記念(GI)を制しているキングヘイロー、母がハイネスポート(母父ノーザンテースト)で、半兄にJRA1勝のモリレジェンド(父コマンダーインチーフ)がいるという血統構成。2003年の兵庫ジュニアグランプリ(統一GIII)勝ち馬タイセイブレーヴなどを輩出している北海道・新冠町の村上牧場の生産で、馬主は中部建材(株)。昨年の9月に笠松でデビューし、出走取消を挟んだ2戦目で初勝利。暮れのライデンリーダー記念では2着に入った。今季は、JRAに挑戦した緒戦こそ大敗したが、続くゴールドジュニアで父キングヘイロー産駒としては初の重賞制覇を達成していた。