[中央]第9回東京スポーツ杯2歳S(GIII)|優勝:スムースバリトン|父:スペシャルウイーク|生産:早来町・ノーザンファーム

 東京競馬場で行われた、朝日杯フューチュリティS(GI)のステップレース、東京スポーツ杯2歳S(GIII)は、5番人気のスムースバリトン(牡2歳)[蛯名正義騎手、国枝栄厩舎(美浦)]が、道中後方待機から直線外に持ち出すと、内から伸びた2番人気のペールギュントを差し切って優勝した。勝ちタイムは1:48.2。一番人気に推されたエアサバスが4着に敗れ、三連単は37,790円の波乱となった。

 【JRA日本中央競馬会】 [2歳限定:東京・芝1800m:馬齢・晴・やや重]

 いちょうS勝ち馬ニシノドコマデモは、道中後方待機から直線で一瞬内を狙ったものの、結局一番外まで持ち出す形となり、ゴール前猛追したものの3着までと惜しい取りこぼし。一番人気のエアサバスは、好位追走も直線伸びず4着に敗れた。

 勝ったスムースバリトンは、父スペシャルウィーク、母ウインドフレスカ(母父Kris S.)という血統構成。北海道・早来町ノーザンファームの生産で、馬主は今年の日本ダービーキングカメハメハなどを所有する大馬主金子真人氏。7月福島開催の新馬戦で4着に敗れ、2戦目で初勝利。続く新潟2歳S(GIII)で3着、前走のいちょうS(OP)ではニシノドコマデモの2着に敗れていた。関東馬がこのレースを制したのは、1999年のジョウテンブレーヴ以来5年振り。