金沢市、金沢競馬存廃問題で早期の協議開始を要請

 11月18日、金沢市議会一般会計等決算審査特別委員会が開かれ、石川県が公営金沢競馬の存廃検討委員会を2005年度に設置する方針を示していることに関して、金沢市側が、赤字を補填するための基金が数年で底をつくとした上で、石川県側に早期の協議開始を要請していると報告された。

 金沢競馬の市営分の基金残高は、2003年度末で4億3000万円にまで減少している。

 金沢市は、金沢競馬の存廃問題については、石川県と金沢市が共同で議論すると説明している。同様に県と市が共同で開催してきた宇都宮競馬で、宇都宮市が補償金とともに市開催分を県に委託したような方法についても、検討材料の一つとされているようだ。【北國新聞】