[船橋]第8回京成盃グランドマイラーズ(南関東G3)|優勝:トミケンマイルズ|父:マジックマイルズ|生産:三石町・中田英樹牧場

 単勝一番人気に推されたトミケンマイルズ(牡4歳)[張田京騎手、岡林光浩厩舎(船橋)]が、中団追走から直線差し切って優勝した。勝ちタイムは1:38:6。2着に6番人気のユニークステータス、3着に8番人気のマキノヒリュウが入り、三連単は44,940円の波乱となった。

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 スパーキングサマーカップ勝ち馬ユニークステータスは、スタートからハナに立ち、マイペースで逃げたものの勝ち馬の決め手に屈して1 1/2馬身差の2着。マキノヒリュウは好位追走から流れ込んでアタマ差の3着。さらにクビ差の4着はゴシップコラム、イシノファミリーの同着となった。

 以下、さきたま杯(統一GIII)勝ち馬ロッキーアピールは、先行したものの直線失速して6着。条件戦を2連勝してここに臨んだ昨年の東京湾カップ4着馬チョウサンタイガーは、中団追走も勝負所で置かれて8着。大井記念2着の父フレイズ産駒アイディンワンダーは、ここでは距離が短く後方儘のブービー11着。黒潮盃勝ち馬でジャパンダートダービー(統一GI)3着のキョウエイプライドは、休み明けで+13kgの馬体重に加え、苦手の左回りということも堪えたのか、後方儘の最下位12着に沈んだ。

 勝ったトミケンマイルズは、父が昨年の札幌2歳S(GIII)勝ち馬モエレエスポワールや今年のサラブレッドフレッシュカップ勝ち馬コーワクイーンなどを輩出しているマジックマイルズ、母がラッキーアルテミス(母父トウショウボーイ)という血統構成。生産は北海道・三石町中田英樹氏で、馬主は(有)トミケン。2歳の6月にホッカイドウ競馬の原孝明厩舎からデビュー。5戦1勝でJRA飯田明弘厩舎に移籍するもここでは7戦0勝で、昨秋に船橋岡林光浩厩舎に転厩。しかし、船橋に移籍後はトントン拍子に勝ち上がり、今年7月のサンタアニタトロフィーで重賞初制覇。この秋は武蔵野S(GIII)を叩いてここに臨んでいた。

 前走の武蔵野Sでは仕上がり途上ということもあって大敗したが、一叩きされてのここでは順当勝ち。今期の充実振りには目を見張るものがあり、今後は統一重賞でどこまでやれるか、その健闘に期待したいところだ。