元・上山競馬の最古参騎手、佐藤庄一郎騎手が現役引退

 昨年限りで廃止された公営上山競馬場で、長年最古参騎手として活躍し、上山競馬の廃止に伴って今期から北海道に移籍していた佐藤庄一郎騎手[原孝明厩舎(北海道)]が、現役を引退した。通算成績は9028戦1070勝。

 佐藤庄一郎騎手は、1956年2月12日生まれの48歳で、1975年10月19日に上山競馬でデビュー。10月27日に初勝利を挙げ、その後も堅実に活躍。1999年の11月にはデビュー24年目にして通算1000勝を達成。近年は上山の最古参騎手として「仕事人」の愛称で親しまれていた。1998年のさつき賞をマルハチラグビーで制したほか、地方競馬に移籍後28勝を挙げたタケデンマンゲツの上山時代に手綱を取り、1995年のさつき賞などを制している。

 昨年限りで上山競馬が廃止されたことに伴い、今期から北海道に移籍。しかし、その今期は32戦に騎乗して4着4回が最高と奮わず、夏の旭川開催の頃からはレースに騎乗していなかったという。【Keiba.co.jp地方競馬総合サイト】(えるえるさいず昨日の風はどんなのだっけ?より)