2002年のJBCスプリント(統一GI)勝ち馬スターリングローズ、現役引退・種牡馬入り

 2002年のJBCスプリント(統一GI)勝ち馬スターリングローズ(牡7歳)[北橋修二厩舎(栗東)]が、11月10日付で競走馬登録を抹消、現役を引退することになった。今後は北海道・平取町の二風谷軽種馬共同育成センターで種牡馬となる予定。

 スターリングローズは、2002年のプロキオンS(GIII)、シリウスS(GIII)、JBCスプリント(統一GI)、2003年のプロキオンS(GIII)、かしわ記念(統一GII)、兵庫ゴールドトロフィー(統一GIII)の重賞6勝で、通算成績は40戦14勝。

 スターリングローズは、父アフリート、母コマーズ(母父Danzig)という血統構成で、全姉に1994年の桜花賞トライアル4歳牝馬特別(GII)、オークストライアル4歳牝馬特別(GII)を制したゴールデンジャック、近親に昨年の京都金杯(GIII)など重賞2勝のサイドワインダー(現役)がいる。

 デビュー2戦目で初勝利を挙げ、4戦目で2勝目を挙げた後は芝の中距離を中心に使われるものの勝ちきれず、ダートに戻った900万下の愛宕特別で3勝目。その後準OPの涼秋Sを4馬身差で圧勝してオープン入りすると、プロキオンSシリウスSと重賞を連勝。南部杯(統一GI)では人気を裏切る7着に終わったが、続くJBCスプリントでGI初制覇。その後、休養明けのかきつばた記念(統一GIII)を2着し、続いてかしわ記念プロキオンSと再び重賞を連勝。しかし、その後は勝ち星から遠ざかっており、今年のJBCスプリントに向けて調整中だった10月8日には放馬して車に激突するという事故にあっていた。【ラジオNIKKEI】