高知競馬で払戻機に48万円の不足金発生 原因不明で事故金扱いに

 公営高知競馬の場外馬券売り場「パルス高知」で、7月30日、当日の決算金のうち48万円が不足し、高知県競馬組合が原因不明のまま「事故金」として処理していたと報じられている。

 これは、10月29日に開かれた、高知県競馬組合議会の議員協議会で共産党所属の議員から指摘があり、組合側がこの事実を認めたというもの。

 それにによると、7月30日に開催された公営船橋競馬のレースが終了後、パルス高知の従業員が決算金を照合したところ、自動払戻機の残金が48万円不足していた模様。

 このため、高知県競馬組合は、当日の従業員を事務所に残した上、機械の業者と共同で調査を行ったが、結局原因は分からず、釣り銭に支払いミスがあった場合などと同じように「事故金」として処理したという。

 自動払戻機は当日朝に複数の従業員が現金を入れて金額を入力し、レース終了後に残金を照合する仕組みとなっており、これほど多額の「事故金」が出たのは初めてのことだという。

 高知県競馬組合では、当日のレースの主催者であった船橋競馬側の指示により、「事故金」として処理したとしているようだ。【高知新聞】