[中央]第47回スワンS(GII)|優勝:タマモホットプレイ|父:フジキセキ|生産:浦河町・信成牧場

 マイルチャンピオンシップ(GI)の前哨戦、スワンS(GII)は、単勝10番人気の伏兵タマモホットプレイ(牡3歳)[本田優騎手、南井克己厩舎(栗東)]が優勝した。勝ちタイムは1:21.9。

 【JRA日本中央競馬会】 [毎日放送賞・3歳以上・国際:京都・芝1400m:別定・雨・良]

 中団追走から直線で早目に抜け出しにかかったダービー卿チャレンジトロフィー(GIII)2着馬マイネルソロモンが2着。昨年のデイリー杯2歳S(GII)勝ち馬で皐月賞(GI)3着のメイショウボーらーは、好位追走から早目に先頭に立ったものの、休み明けの分か最後の踏ん張りが利かず3着。中団追走からしぶとく伸びたセントウルS(GIII)勝ち馬ゴールデンキャストが4着。

 以下、函館スプリントS(GIII)の勝ち馬シーイズトウショウは、先行したものの雨に脚を取られたのか直線伸びを欠いて6着。大井から遠征してきたネイティヴハートは、後方待機から直線追い込んだものの7着まで。昨年のAJC杯(GII)勝ち馬マグナーテンは、好位追走も直線伸びず13着。昨年のこのレースの勝ち馬ギャラントアローは、ハナを切ったもののいつもの行きっぷりはなく、直線失速して14着に終わった。

 勝ったタマモホットプレイは、父フジキセキ、母ホットプレイ(母父ノーザンテースト)という血統構成。近親にJRA3勝(現役)のセノエダイナがいる。北海道・浦河町の信成牧場の生産で、馬主は(株)タマモ。デビュー2連勝で迎えた今年のシンザン記念(GIII)で2着に好走するも、その後は全くの不振続き。しかし、二走前の青函S(OP)で久しぶりの勝利を挙げ、スプリンターズS(GI)8着を挟んでここに臨んでいた。