2003年の日経新春杯(GII)勝ち馬バンブーユベントスが、現役を引退

 昨年の日経新春杯(GII)を制したバンブーユベントス(牡5歳)[田島良保厩舎(栗東)]が、現役を引退する事になった。今後は小倉競馬場で乗馬となる予定。通算成績は11戦3勝。

 バンブーユベントスは、父が1995年に菊花賞(GI)、有馬記念(GI)を制して年度代表馬となったマヤノトップガン、母が1995年の小倉記念(GIII)を制し、1996年のエリザベス女王杯(GI)で5着と健闘したスプリングバンブー(母父ワッスルタッチ)という血統構成。近親に1999年の愛知杯(GIII)を勝ったバンブーマリアッチ(現役)がいる。バンブー牧場の自家生産馬。3歳1月の京都開催でデビューし、デビュー2連勝。続く毎日杯(GIII)では6着に敗れたが、青葉賞(GII)でシンボリクリスエスの2着に入り、日本ダービー(GI)に出走(12着)。夏場を休んだあとの秋はややスランプに陥ったが、暮れの中日新聞杯(GIII)で2着に入って復調を示し、4歳緒戦の日経新春杯(GII)を豪快な末脚で差し切って待望の重賞初制覇。天皇賞・春(GI)の有力候補にと期待されたが、その後脚部不安で長期の戦線離脱を余儀なくされた。今年の夏に久々に復帰したものの、脚元の不安は解消されないようで、ダート戦を2戦してともに着外に終わっていた。【ラジオNIKKEI】