マイルチャンピオンシップ南部杯(統一GI)出走予定馬

 10月11日に盛岡競馬場で行われる、第17回マイルチャンピオンシップ南部杯(統一GI)の出走予定馬が発表された。

 9月27日現在の出走予定馬は、JRAが、昨年に続く連覇を狙うアドマイヤドン(牡5歳)[武豊騎手、松田博資厩舎(栗東)]、ユニコーンS(GIII)勝ち馬トップオブワールド(牡3歳)[騎手未定、藤岡健一厩舎(栗東)]、プロキオンS(GIII)勝ち馬ニホンピロサート(牡6歳)[騎手未定、目野哲也厩舎(栗東)]、昨年のジャパンダートダービー(統一GI)勝ち馬ビッグウルフ(牡4歳)[騎手未定、中尾正厩舎(栗東)]、昨年のダービーグランプリ(統一GI)勝ち馬ユートピア(牡4歳)[四位洋文騎手、橋口弘次郎厩舎(栗東)]。

 他地区選定馬は、昨年2着の雪辱を狙うコアレスハンター(牡7歳)[御神本訓史騎手、高橋三郎厩舎(大井)]、さきたま杯(GIII)勝ち馬ロッキーアピール(牡6歳)[今野忠成騎手、山崎尋美厩舎(川崎)]、オータムスプリントカップ3着のユウキュウ(牡5歳)[吉田稔騎手、角田輝也厩舎(名古屋)]、元JRA1000万下でこの夏に名古屋に移籍したガリョウテンセイ(牡7歳)[大畑雅章騎手、錦見勇夫厩舎(名古屋)]、イブキライズアップと並ぶ高知現役最強馬で建依別賞勝ち馬のストロングボス(牡6歳)[宮川実騎手、打越初男厩舎(高知)]。

 地元岩手の選定馬は、青藍賞勝ち馬のタイキシェンロン(牡6歳)[騎手未定、佐々木由則厩舎(岩手)]、水沢・金杯の勝ち馬ウツミジョーダン(牡4歳)[騎手未定、村上佐重喜厩舎(岩手)]、みちのく大賞典勝ち馬トニージェント(牡7歳)[騎手未定、村上実厩舎(岩手)]、一昨年のこのレースの2着馬バンケーティング(牡6歳)[騎手未定、平澤芳三厩舎(岩手)]。

 補欠馬は、栗駒賞3着のゴールドレッグ(牡5歳)[佐々木修一厩舎(岩手)]、みちのく大賞典2着のシルクディヴァイン(牡7歳)[小西重征厩舎(岩手)]、前走の岩手知事杯OROカップで6年ぶりに重賞を勝ったトキオパーフェクト(セ9歳)[櫻田浩三厩舎(岩手)]、昨年の不来方賞勝ち馬グランドピアノ(牡4歳)[菅原右吉(岩手)]、2000年の東京記念勝ち馬イナリコンコルド(牡9歳)[佐藤晴記厩舎(岩手)]、トウケイニセイ記念3着のジョウノブラボー (牡8歳)[佐々木修一厩舎(岩手)]となっている。

 GI勝ち馬3頭を含め、非常に豪華なメンバーとなった。常識的にはアドマイヤドンが一枚抜けているといえるだろうが、帝王賞(統一GI)の内容が一息だったことや、これ以来の休み明け、さらに安藤勝己騎手の騎乗停止による急遽の乗り替わりと、不安な要素がないわけではない。2着ながらダービーグランプリを好タイムで走ったトップオブワールド、マイルベストで昨年のダービーグランプリを圧勝しているように盛岡コースに適性があるユートピアに一発の可能性がありそうだ。他にもニホンピロサートビッグウルフコアレスハンターロッキーアピールと、GIIIクラスは楽に勝てるメンバーが揃っており、激戦も予想される。他では統一重賞初参戦となる高知のストロングボスがどこまでがんばれるかも見所。地元岩手勢は、タイキシェンロンバンケーティングトニージェント統一重賞でそこそこのレースを見せてきているが、ここまでメンバーが揃うと勝ち負けは難しそう。まずは入着が目標となりそうだ。 【Keiba.co.jp地方競馬総合サイト】