[金沢]第2回オータムスプリントカップ(D重賞)|優勝:パープルモンク|父:ポリッシュネイビー|生産:静内町・岡田牧場

 7頭立てと少頭数となった北陸・東海・近畿の交流重賞オータムスプリントカップは、単勝2番人気のパープルモンク(牡8歳)[安藤光彰騎手、井上孝彦厩舎(笠松)]が、スタートからハナを切ってそのまま逃げ切った。勝ちタイムは1:29:1。

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 ほくてつニューイヤーカップ3着のテイクファイヤーが、2番手追走から流れ込み1/2馬身差の2着。オータムカップ3着馬でここは一番人気に推されたユウキュウは、中団から差を詰めたものの3着まで。

 以下、昨年のほくてつニューイヤーカップ勝ち馬タクミシルバーは、好位追走も直線伸びきれず4着。ジェイティービー賞2着のオーミアジルは、後方から差を詰めただけの5着。読売レディス杯2着のヒカルブレーヴは、後方侭の7着に終わった。

 勝ったパープルモンクは、父が1999年の中山大障害勝ち馬ゴッドスピードなどを出したポリッシュネイビー、母が1987年の小倉3歳S(GIII)2着馬タマモスマート(母父トレボロ)で、近親に1984年のシンザン記念(GIII)、京都4歳特別(GIII)を勝ったキタヤマザクラがいる血統。北海道・静内町の岡田牧場の生産で、馬主は畑中政雄氏。旧5歳の4月にホッカイドウ競馬の石本義孝厩舎から遅いデビューを果たし、2戦目で初勝利。その後、新潟→船橋と移り、5歳の秋から新潟→船橋で15連勝を達成。その後、今年に入って金沢を経由して笠松に転入。二走前の名港盃で、8歳にして待望の重賞初制覇を達成し、前走は佐賀のサマーチャンピオン(統一GIII)で7着となっていた。