コスモバルク、菊花賞(GI)は特例で早めの入厩に

 セントライト記念(GII)を快勝した、道営ホッカイドウ競馬コスモバルク(牡3歳)[田部和則厩舎(北海道)]が、10月24日の菊花賞(GI)では、レースの前の週に栗東トレーニングセンターに入厩することが、9月26日に、正式に決まった。これは、コスモバルク陣営が、早めに入厩できるよう要請したのに対して、JRA側が特例措置として認めたもの。

 地方所属馬は、原則的に美浦トレーニングセンター栗東トレーニングセンターでの調整は認められておらず、コスモバルクも今春に出走した皐月賞(GI)、日本ダービー(GI)、それに、前走のセントライト記念では、いずれもレースの週の木曜日から金曜日にかけて、北海道の門別競馬場から、中山競馬場および東京競馬場までの長距離輸送を経て出走してきた。菊花賞が行われる京都競馬場への直前輸送となると、さらに輸送時間が延びることから、より万全な状態での出走を目指すためにコスモバルク陣営が、早めに入厩できるようJRAに要請していた。

 JRAでは、今回の特例を「ファンが注目するGI競走で、ファンが注目する馬であることを考慮しての措置」と説明していると伝えられており、あくまでも特例措置であるとしている。

 コスモバルクは、既報のように9月23日に北海道・新冠町のビッグレッドファーム真歌に帰厩。今後は、10月10日か11日に門別競馬場に移動。10月13日に門別を出発し、14日に栗東に入厩する予定とのこと。【日刊スポーツ】