[中央]第4回アイビスサマーダッシュ(GIII)|優勝:カルストンライトオ|父:ウォーニング|生産:浦河町・大島牧場

 新潟の直線コースで行われる名物重賞アイビスサマーダッシュは、単勝一番人気に推された一昨年のこのレースの勝ち馬カルストンライトオ(牡6歳)[大西直宏騎手、大根田裕之厩舎(栗東)]が、好発から一気に外埒に進路を取って先頭を奪い、そのまま逃げ切って快勝した。勝ちタイムは53.9。

 【JRA日本中央競馬会】 [3歳以上:新潟・芝1000m:別定・晴・良]


 外埒沿いの好位を進んだ福島民報杯(OP)3着のタカオルビーが2着。大井から参戦した2000年の朝日杯3歳S(GI)3着馬ネイティヴハートは、後方からゴール前一気に追い込んだものの及ばず3着まで。

 以下、内目を先行した北陸S(OP)4着のドローアウターは、よく粘ったものの5着。柴田善臣騎手騎乗で2番人気に推された青函S(OP)2着のコスモラブシックは、テンから行きっぷりが悪く見せ場なしの6着。オーシャンS(OP)勝ち馬のシルキーラグーンは、1000mは短かったのか追走に一杯の7着に終わった。

 勝ったカルストンライトオは、父がウォーニング、母はJRA4勝のオオシマルチア(母父クリスタルグリッターズ)で、近親に1987年のNHK杯(GII)でモガミヤシマの2着に入ったホクトジョージ、2001年のマーチS(GIII)2着のホーマンスピリットがいる血統。生産は北海道・浦河町の大島牧場で、馬主は清水貞光氏。旧3歳11月の京都開催でデビューし、デビューから2連勝。3歳時は、葵S、北九州短距離Sとオープン特別を2勝し、アイビスサマーダッシュは3着。2度目の挑戦となった4歳時のアイビスサマーダッシュで待望の重賞制覇を達成。6歳となった今期は、休み明け緒戦のバーデンバーデンカップ(OP)で逃げ粘って2着と上々の滑り出しを見せ、函館スプリントS(GIII)3着を叩いてここに臨んでいた。