[栃木]第10回カネユタカオー記念(北関東G2)|優勝:マルハチストライク|父:サニーブライアン|生産:静内町・マークリ牧場

 しもつけ皐月賞、とちぎダービー、しもつけ菊花賞の栃木県競馬3歳クラシック三冠達成など、栃木県競馬の歴史に残る活躍を見せながら、1994年夏に不慮の交通事故でこの世を去った栃木県競馬史に残る名馬カネユタカオーの功績を称え、その悲運を悼む為、同馬の命日である8月17日の直近の開催で行われるカネユタカオー記念は、単勝1番人気のマルハチストライク(牡5歳)[野澤憲彦騎手、平石正巳厩舎(宇都宮)]が、先行争いから4角で先頭に立ち、直線もそのまま押し切って優勝した。勝ちタイムは2:09:7。

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 紅一点参戦の父コタシャーン産駒ブンブクマーチャンが、道中後方待機から直線一気に追い込んで2着。前走、JRA500万下からの転入初戦を快勝したケージーボーイは、中団から徐々に追い上げたものの、直線伸びきれずに3着どまり。

 以下、八汐賞2着のブリッジクリアーが先行策から流れ込んで4着。八汐賞4着のコウエイシャープが、好位追走も直線伸びず5着まで。昨年のこのレース3着のデュールマンは、後方から差を詰めたものの6着。春光賞4着のマエノハヤヒデは、後方侭の8着。昨年のとちぎスプリンターズ天馬杯2着のダイマジンオーは、中団追走も直線失速して9着に終わった。

 勝ったマルハチストライクは、父サニーブライアン、母ホリールード(母父Danzig)という血統構成。北海道・静内町のマークリ牧場の生産で、馬主は占部貞夫氏。2歳の6月に、今は亡き上山競馬でデビュー勝ち。2歳時は結局この1勝にとどまったが、東北ジュべナイルチャンピオン2着、兵庫ジュニアグランプリ(統一GIII)3着、全日本2歳優駿(統一GI)5着と、トップクラスでの活躍を見せた。3歳になるとJRAに移籍するも、完全なスランプに陥り、この6月に宇都宮に移籍。移籍2戦目のばん阿賞を2着し、二走前に宇都宮転入後の初勝利を挙げていた。