[旭川]第1回リリーカップ(D重賞-H3)|優勝:スプリットメイド|父:パラダイスクリーク|生産:静内町・安田豊重牧場

 今年新設された2歳牝馬による重賞リリーカップは、単勝6番人気の伏兵スプリットメイド(牝2歳)[千葉津代士騎手、田部和則厩舎(北海道)]が、先行策から直線できっちり前を捕えて優勝した。勝ちタイムは1:02:2。2着に5番人気のピースオブラヴ、3着に10番人気のセブンチャンピオン。一番人気に推されたアブソルートダンスが4着に終わり、三連単は593,130円の大波乱となった。

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 レースは、デビュー戦を勝ってここに臨んだ父マイネルラヴ産駒のピースオブラヴがハナを切り、同じくデビュー勝ちの父マイネルラヴ産駒シャイニングラブ、スプリットメイドが追走する展開。直線でシャイニングラブが失速するのを尻目に、スプリットメイドがきっちり前を捕えた。逃げ粘ったピースオブラヴが2着。好位追走から差を詰めたセブンチャンピオンが3着。一番人気のアブソルートダンスは、好位追走も直線詰めきれず4着まで。五十嵐冬樹騎手騎乗のクラビッグレディが後方から追い込んで5着。直線失速したシャイニングラブは、11着に沈んだ。

 勝ったスプリットメイドは、父パラダイスクリーク、母メグミガバナー(母父ニホンピロウイナー)で、半兄にJRA5勝のジェイケイガバナー(父サクラチトセオー)がいる血統。北海道・静内町の安田豊重氏の生産で、馬主は(有)ナカヤ。6月の旭川でデビューし、7馬身差で圧勝。その後の2戦は1番人気で3着、2番人気で4着と期待を裏切り、ここは人気を落としていた。