[中央]第52回クイーンS(GIII)|優勝:オースミハルカ|父:フサイチコンコルド|生産:野深・鮫川啓一牧場

 秋の牝馬路線に向けてのステップレース、クイーンS(GIII)は、5番人気の伏兵オースミハルカが、スタートからハナを切り、4角でスパート。ゴール前の追撃を悠々と振り切って優勝した。勝ちタイムは1:47.5。クビ差の2着には、ダグラス・ホワイト騎手騎乗の伏兵エルノヴァ、3着に昨年の阪神ジュヴェナイルフィリーズ(GI)勝ち馬ヤマニンシュクル。一番人気に推されたオースミコスモは7着に沈み、三連単は71,170円の波乱となった。

 【JRA日本中央競馬会】 [北海道新聞杯・3歳以上・牝馬限定:札幌・芝1800m:別定・晴・良]


 勝ったオースミハルカは、父がフサイチコンコルド、母がホッコーオウカ(母父リンドシェーバー)で、半兄に2001年の小倉2歳S(GIII)2着馬オースミエルスト(父ウォーニング)、昨年の新潟ジャンプS(JGIII)5着のトーアコマンダー(父コマンダーインチーフ)がいる血統。2歳8月の札幌開催でデビュー勝ち。3歳緒戦のチューリップ賞(GIII)を鮮やかに逃げ切ってクラシック路線に乗るも、桜花賞(GI)が6着、オークス(GI)が10着と一息の成績に終わる。その後一息入れて臨んだ昨年のクイーンSで、前年のエリザベス女王杯(GI)勝ち馬ファインモーションを振り切って鮮やかに逃げ切り、秋に期待をもたせたものの秋華賞(GI)が6着、エリザベス女王杯が10着に終わる。今期は6月の愛知杯(GIII)で復帰し、ここが叩き3戦目だった。