[高崎]第23回スプリンターズ賞|優勝:タイガーロータリー|父:ワカオライデン|生産:鵡川町・貞弘賢治牧場

 単勝1.2倍と圧倒的1番人気に推されたタイガーロータリー(牡4歳)[水野貴史騎手、川嶋弘吉厩舎(高崎)]が、好位追走から直線楽々と突き抜け、5馬身差で圧勝した。勝ちタイムは1:36:6。

【Keiba.go.jp 地方競馬情報サイト】 [JBC指定競走・3歳以上:高崎・ダート1500m:曇・やや重]

 この春JRA500万下から高崎に転入し、ここへきて2連勝中のエンジェルラックが、2番手追走からそのまま流れ込んで2着。休み明け2戦目の新春杯2着馬ベストサウンドが中団から差を詰めて3着。

 ここへきて3着、2着と徐々に復調気配を見せていた2001年の帝王賞(統一GI)勝ち馬マキバスナイパーは、スタートからハナを切って逃げたものの、直線踏ん張りを欠いて4着。2001年の2歳優駿勝ち馬トロットテイオーが、後方から追い込んで5着。

 勝ったタイガーロータリーは、父ワカオライデン、母ウエスタンイーグル(母父マグニテュード)という血統構成。北海道・鵡川町の貞弘賢治氏の生産で、馬主は友水達也氏。2歳夏にデビューし、新馬戦を快勝。2歳時は二歳優駿を制するなど6戦3勝(地元高崎では3戦3勝)。昨年も積極的にJRA指定交流などに遠征しながら、北関東では北関東ダービー、北関東菊花賞の二冠を制するなど地元では6戦6勝。暮れのとちぎマロニエカップ(統一GIII)ではしぶとく伸びて4着と健闘。今季も積極的にダートグレードレースに出走し、二走前の群馬記念(統一GIII)では3着と健闘していた。

 地元に戻ったここでは、力の違いで順当勝ちといったところ。これでJBCスプリント(統一GI)出走に前進した。さすがにGIクラスとなるとまだ力の差がありそうだが、統一重賞でもまずまずのパフォーマンスを見せてきているだけに、どこまでやれるか楽しみにしたいところだ。