[園田]第36回摂津盃|優勝:マタカッタ|父:ヤマニンゼファー|生産:浦河町・松田敏牧場

 単勝2番人気のマタカッタ(牡4歳)[有馬澄男騎手、田中道夫厩舎(兵庫)]が、中団追走から勝負所で進出し、ゴール前抜け出して優勝した。勝ちタイムは1:51:1。

【Keiba.go.jp 地方競馬情報サイト】 [3歳以上:園田・ダート1700m:ハンデ・晴・良]

 この春JRA500万下から園田に転入し、移籍後7連勝してきた1番人気のカネトシパッションは、2番手追走から早めに先頭に立ったものの、勝ち馬の決め手に屈して2馬身差の2着まで。ここへきて2連勝と調子を上げてきた2002年の菊水賞5着馬タッカアーミジャーは、好位追走も直線伸びきれず3着まで。

 以下、東海桜花賞2着のシルクキャプテンが、中団から追い上げて4着。播磨賞5着のヒラカツローレルは、後方からよく追い込んだが6着まで。JRA準OPから6月に園田に転入してきたオイワケダイモンは、後方追走も直線伸びきれず7着。東海桜花賞4着のシンボリシャイアンは、中団追走も直線伸びず8着。前走、マタカッタを相手に逃げ切ったダテノバサラは、今回もハナを切ったものの、早めに競られる厳しい展開となり、9着。2002年の菊水賞2着馬マッキーマイケルは、後方侭の11着に終わった。

 勝ったマタカッタは、父がヤマニンゼファー、母がポストイグニション(母父タマモクロス)で、近親に1995年のオークストライアル(GII)2着馬ジョージビューティーがいる血統。北海道・浦河町の松田敏氏の生産で、馬主は松岡幸男氏。2歳10月に園田でデビューし、デビューから3連勝。3歳時は園田ダービー2着、菊水賞3着と一線級でも健闘するものの、どうにも詰めが甘く未勝利。今年に入ってからも、5戦続けて2着に入るなど、ツメの甘いレースが続いていたが、4月の特別戦で1年半振りに勝ち星を挙げ、続く兵庫大賞典で待望の重賞初制覇を果たすなど、今季は好調が続いている。