[川崎]第1回スパーキングサマーカップ|優勝:ユニークステータス|父:Glitterman|生産:米国・Wimborne Farm, Inc.

 今年新設された重賞、スパーキングサマーカップは、単勝2番人気のユニークステータス(牡5歳)[張田京騎手、山浦武厩舎(船橋)]が、スタートから逃げ切って優勝した。2着に8番人気のトキノアジュディ、3着に7番人気のアートブライアンが入り、単勝1.6倍と断然の一番人気に推されたロッキーアピールが大敗。三連単は333,710円の大波乱となった。勝ちタイムは1:40:7。

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 レースは、スタートからユニークステータスがハナに立ち、外から一昨年のニューイヤーカップ勝ち馬トキノアジュディが2番手につける展開となり、そのまま行った行ったの決着となった。

 昨年のファーストレディー賞勝ち馬アートブライアンは、好位で宥めて直線差を詰めてきたが、クビ差及ばず3着まで。一昨年の戸塚記念勝ち馬ジェネスアリダーは、中団追走も、直線伸びを欠いて5着。

 以下、的場文男騎手騎乗で4番人気のイチコウエンゼルは、中団から流れ込んだだけの6着。今季、ホッカイドウ競馬から南関東に転入してきた、昨年の北斗盃勝ち馬ペガサスホープは、好位追走も直線失速して8着。人気の報知グランプリカップ2着馬ロッキーアピールは、テンに行けず、2角で砂を被って後方に下がり、そのままいいところなくブービーの9着に終わった。

 勝ったユニークステータスは、父がBold Ruler系のGlitterman、母がRegal World(母父Lord At War)で、近親に2002年のサバーバンH(米GII)などを勝ったE Dubaiがいる血統のアメリカ産馬で、馬主は新木鈴子女史。2歳の12月に栗東の田中耕太郎厩舎からデビューし、折り返しの新馬で優勝。その後、田中調教師の免許取消に伴い、田所秀孝厩舎→古賀史生厩舎→小原伊佐美厩舎と移りJRAで計3勝。昨年の秋に1000万下に昇級後は頭打ちとなり、この7月に船橋に移籍。移籍初戦となった前走の条件特別を快勝していた。

 勝ったユニークステータスは、日本テレビ盃(統一GII)の優先出走権を得たが、距離適性を考慮し、9月8日のさきたま杯(統一GIII)に向かうと見られている。