[旭川]第25回王冠賞(D重賞-H2)|優勝:シャンハイジャンプ|父:シャンハイ|生産:門別町・山際辰夫牧場

 道営ホッカイドウ競馬の3歳クラシック第二戦・王冠賞は、単勝1.9倍と断然の1番人気に推されたシャンハイジャンプ(牡3歳)[佐々木国明騎手、若松平厩舎(北海道)]が、人気に応えて逃げ切った。勝ちタイムは1:45:1。

 【Keiba.go.jp 地方競馬情報サイト】 [北海道新聞社杯・ムーンバラッド賞・3歳限定:旭川・ダート1600m:馬齢・曇・良]

 ここへ来て条件戦を2連勝と調子を上げてきていた父ダンツシアトル産駒の牝馬セレブセレクションが、後方から徐々に追い上げて1/2馬身差の2着。2番人気に推されたフロイラインカップ勝ち馬のユミコトヨーコは、後方待機から直線良く追い込んだものの3着まで。

 勝ったシャンハイジャンプは、父シャンハイ、母マウンテンリッジ(母父マルゼンスキー)という血統構成。北海道・門別町の山際辰夫氏の生産で、馬主は安味宣光氏。昨年4月に門別でデビュー勝ち。2歳最初の重賞栄冠賞を制し、夏のJRA札幌開催の500万下も快勝。その後休養に入り、年明け初戦となった北海道競馬の3歳クラシック初戦の北斗賞も快勝。続く北海道スプリントカップ(統一GIII)でも、歴戦の古馬相手に北海道所属馬最先着の5着と健闘していた。

 3歳馬同士となったここでは順当勝ちだが、この距離をこなしたのは収穫。北海道スプリントカップの内容から、なかなかのスピードを秘めており、短距離路線では今後のホッカイドウ競馬を引っ張っていく活躍が期待できそうだ。