[栃木]第21回北関東オークス|優勝:ウイニングマミー|父:ウイニングチケット|生産:静内町・桑嶋峰雄牧場

 北関東の3歳牝馬チャンピオン決定戦の北関東オークスは、単勝1.7倍と断然の1番人気に推されたウイニングマミー(牝3歳)[早川順一騎手、手塚佳彦厩舎(宇都宮)]が、スタートからハナに立ち、そのまま押し切って優勝した。勝ちタイムは2:12:9。

【Keiba.go.jp 地方競馬情報サイト】 [JRA秋華賞トライアル代表馬選定競走・3歳牝馬限定:宇都宮・ダート1900m:晴・良]

 ビューティフルトロフィー3着のコウエイブリザードが好位追走からしぶとく伸びて1/2馬身差の2着。2番人気に推されたイキマスキョウワは、2番手追走も直線踏ん張りきれず3着。

 ビューティフルトロフィーを勝った父ミラクルアドマイヤ産駒のエフケーアニカは、後方から追い込んだものの4着まで。3番人気に支持されたビューティフルトロフィー4着馬のケイシアターは、後方儘の8着。トライアルの白百合特別を勝った父サンドリーズン産駒のドリームラインは、今回は末脚不発でブービーの10着に終わった。

 勝ったウイニングマミーは、父ウイニングチケット、母ダイアマミー(母父ミュゲロワイヤル)という血統構成。北海道・静内町の桑嶋峰雄氏の生産で、馬主は鈴木初代氏。昨年の8月に宇都宮でデビューし、4戦目で初勝利。今年2月の北関東クイーンカップで重賞初制覇を果たし、北関東弥生賞7着を挟んで臨んだ北関東桜花賞を快勝。前走の関東オークス(統一GIII)は相手が強く14着と大敗したが、地元に戻ったここは順当勝ちで北関東3歳牝馬二冠を達成した。関東オークスの内容から、現状では牝馬限定戦でも全国クラスでは力不足で、牡馬相手でも苦戦気味なだけに、今後もう一段の成長を期待したいところだ。