コスモバルクの秋緒戦は北海優駿(D重賞)-旭川に変更

【サンケイスポーツ】 道営ホッカイドウ競馬から春のJRA3歳牡馬クラシック戦線に挑戦し、弥生賞(GII)を勝って皐月賞(GI)2着、日本ダービー(GI)8着となったコスモバルク(牡3歳)[田部和則厩舎(北海道)]は、当初予定していた8月11日の王冠賞(D重賞)ではなく、9月2日の北海優駿(D重賞)から始動することになった。

忙しい1600mの王冠賞より2100mの北海優駿の方が競馬がしやすいという判断と、できるだけ長く休養期間をとって万全の態勢で秋に臨みたいという意向が背景にあるようだ。

 コスモバルクは、現在、北海道・新冠町のビッグレッドファーム明和で放牧中。北海優駿の後は、当初の予定通り9月19日のセントライト記念(GII)で、10月24日の菊花賞(GI)の出走権獲得を目指すことになる。

 北海優駿(D重賞)に出走予定を変更した結果、セントライト記念(GII)まで中1週と間隔が詰まるデメリットが生じることになったが、夏の放牧期間を延長してリフレッシュ効果を高めるメリットの方が大きいと陣営は判断した模様だ。