[笠松]第47回百万石賞(D重賞)|優勝:ホシオー|父:エルハーブ|生産:三石町・本桐牧場

【Keiba.go.jp 地方競馬情報サイト】 [金沢・ダート2300m:別定・曇・重]

 金沢競馬の夏のチャンピオン決定戦百万石賞は、単勝元返しと圧倒的な1番人気に支持されたホシオー(牡8歳)[渡辺壮騎手、松原正文厩舎(金沢)]が、スタートからハナに立ちそのまま独走。2着に7馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは2:30:6。

 以下、昨年のほくてつニューイヤーカップ勝ち馬タクミシルバーが好位から流れ込んで2着。あすなろ賞勝ち馬キクノライデンが中団から差を詰めて3着。後方から徐々に追い上げたジェイティービー賞2着馬オーミアジルは、直線力尽きて4着。昨年のこのレースの勝ち馬トゥインチアズは、行けず2番手からの競馬となり、直線失速して5着。スプリングカップ2着馬ユウワンキングは、後方から差を詰めただけの6着。スプリングカップ4着のミヤビリージェントは、好位追走も勝負所で一杯となり8着に終わった。

 勝ったホシオーは、父エルハーブ、ははキリプリンセス(母父クラウンドプリンス)という血統構成。北海道・三石町の本桐牧場による生産で、馬主は畑中政雄氏。旧4歳の5月にJRA増本豊厩舎(栗東)でデビューし、JRAでは6勝を挙げたものの、オープン入り後は頭打ちの状態となり、昨年の秋に金沢の松原正文厩舎に転厩。金沢に移籍後は破竹の快進撃で、笠松や園田への遠征も挟みながら8連勝。オグリキャップ記念(統一GII)を取り消して後の一戦となった前走のジェイティービー賞も、反動を感じさせない内容で楽勝していた。今回の勝利でついに9連勝。地元では全く敵なしといった状態で、全国クラスでも通用すると思わせるレース内容が続いている。今後は、オグリキャップ記念の出走取消で先延ばしとなった、統一重賞への挑戦が焦点となりそうだ。